景気後退(リセッション)とは?株といったリスク資産が暴落する!

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投資やトレードを行っている人は、一度は景気後退という言葉を聞いたことがあると思います。

今回はこの景気後退について解説していきたいと思います。

景気後退を良く知れば、リスク資産がどういったことになるのかがよく分かるようになりますので、しっかり読んでいってください。

景気後退とは

景気後退とは、英語でリセッション(recession)といいます。

資本主義経済での経済活動には、景気の拡張期後退期が、数年を周期として交互に繰り返される景気循環があります。

この後退期で、景気が低迷して不況に至る間のことを「景気後退」といいます。

景気後退の悪循環

景気後退に入ると、まず住宅市場が崩壊します。この住宅市場の崩壊は、金融機関のデフォルトリスク(債務不履行のリスク)を高めることにつながります。

金融機関がデフォルトリスクを意識すれば、新たな資金の貸し出しを渋り、企業の設備投資が減少することになります。

その設備投資が減少すれば、収益が圧迫されて、そうなれば企業は従業員の解雇をします。そしてこれらがおこったことにより、解雇された従業員は当然お金が手元にないため、消費の縮小によって、さらに景気が後退することになります。

私

この一連の流れによって、景気がどんどん悪くなってしまいます。

景気後退の基準

景気後退がいつ入ったのかの判断をするために

例えば欧米であれば、一般的に「GDP(国内総生産)が2四半期マイナス成長」となった場合に、景気後退と判断しています。

この景気後退は、ある特定の国や地域で、経済の崩壊がおこり、それが他の国や地域の経済にも波及する(ドミノ効果)ことによって始まります。

景気後退が起こるとリスク資産はどうなる?

景気後退が起こると、株やイギリスポンド等のリスク資産は売られる傾向にあります。

理屈だてて考えると、景気が良くなれば投資家たちは積極的にリスク資産を買って、それが値上がりしたら売りを行うわけですから、景気が悪くなるならリスク資産を売って、ゴールドやスイスフラン等の安全なリスクオフ資産を買う傾向にあります。

また、景気後退下でも買われる株があり、インフラや食品といった我々の生活に絶対に必要なものの株は買われる傾向にあります。

金融商品とVIX指数

堅実な株価指数であったり大型株などの場合、一時的には暴落しますが、しばらくすると元の価格に戻る傾向にありますので、たとえ下落したとしても、損切りせずに持ち続けるのが吉です。また、余裕があるなら、下落している時に買い増しするなら尚良いです。

買い増しする指標の一つとして、『VIX指数(恐怖指数)』があります。

VIX指数(恐怖指数)
将来の相場に対する投資家心理を反映する指数とされており、一般的にVIXの数値が高いほど投資家の先行き不透明感も強いとされる。

通常は、10から20の間で推移することが多いが、相場の先行きに大きな不安が生じた時には、この数値が大きく上昇するという傾向がある。
引用 野村證券

これを使って、買い増しする絶好の機会を待ちます。

私個人の目安としては、VIX指数が60を超えてくれば、大量に株を買い増しするのをおすすめします。当然、リーマンショックやコロナショック時のように、80を超えるような暴騰になるかもしれませんが、堅実な株の銘柄等であれば元に戻ることの方が期待値が高いので、おすすめです。

投資家
投資家

一番は、その人に合った買い増しのやり方がいいかもね。

また、ドル円等の為替の場合も、一時的な下落は短期間で完全に戻るとは言い難いですが、下落の半値ほどはリバウンドすることがあるので、『下落からの反発が来たな』と思ったら、エントリーしてみるのも良いでしょう。

まとめ

  • 資本主義経済での経済活動には、景気の拡張期と後退期が、数年を周期として交互に繰り返される景気循環
  • この景気後退は、ある特定の国や地域で、経済の崩壊がおこり、それが他の国や地域の経済にも波及する(ドミノ効果)ことによって始まる
  • 景気後退が起こると、株やイギリスポンド等のリスク資産は売られる傾向
  • VIX指数も一緒に用いて、投資をしていく

景気後退は、富が生まれるチャンスでもあるので、警戒しながらも資産を増やしていきましょうね。

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