今回こちらの記事では、FXを始めた手の方が、最初に混乱するであろう用語について解説・紹介していきますね♪

意外と経験者も用語の意味を忘れていることがあるから、その人も是非見ていってください!
通貨ペアの名称
FX業者にログインしたり、チャートで取引商品を見ると、例えば『USD/JPY』や『GBP/JPY』といった名前があると思います。
これらは各国それぞれの通貨の略称で、『/』で区切られています。なのでUSD/JPYであれば『ドル円』、GBP/JPYであれば『ポンド円』ということになります。
代表的な通貨ペアを一覧で見る
通貨ペア | 読み方 | 参加国 | 特徴 |
---|---|---|---|
USD/JPY | ドル円 | アメリカ / 日本 | 初心者に人気。世界で一番取引される。 |
EUR/USD | ユーロドル | ユーロ圏 / アメリカ | 安定的な値動きでテクニカル向き。 |
GBP/USD | ポンドドル | イギリス / アメリカ | 値動きが大きく、上級者向け。 |
AUD/USD | 豪ドルドル | オーストラリア / アメリカ | 資源価格に影響を受けやすい。 |
NZD/USD | キウイドル | ニュージーランド / アメリカ | 豪ドルと似た動き。 |
USD/CHF | ドルスイス | アメリカ / スイス | リスク回避時に注目されやすい。 |
EUR/JPY | ユーロ円 | ユーロ圏 / 日本 | ボラティリティ高めで注目される。 |
GBP/JPY | ポンド円 | イギリス / 日本 | 値動きが激しい「殺人通貨」。 |
AUD/JPY | 豪ドル円 | オーストラリア / 日本 | スワップ狙いでも人気。 |
FX界において、ドル・ユーロ・円は世界三大通貨と呼ばれていて、取引の人気度も
- 1位→ユーロドル
- 2位→ドル円
とされるくらいたくさんのトレーダーが取引しています♪
チャート分析ツール
トレードの世界におけるチャートとは、『通貨の価格の変動を視覚的に表したグラフ』のことを指します。

これはTrading viewというチャート分析ツールのサイトから持ってきたものですが、このように、ローソク足1本1本が繋がってチャートが形成されています。
この画像のチャートは、『4時間足チャート』なので、ローソク足1本が確定するまでに4時間の時間を要する必要があります♪
また、このローソク足1本には、4つの名称がつけられています。

陽線(緑色のローソク足)で解説しますね♪
- 一番下の縦線(下髭と呼ばれる)→安値(やすね)
- 安値の上の四角の一番下の部分(前のローソク足が確定した次の瞬間に始まるところ)→始値(はじめね)
- その上四角の一番上の部分(このローソク足が確定したところ)→終値(おわりね)
- 一番上の縦線(上髭と呼ばれる)→高値
このように言われています!
なお、陰線(赤色のローソク足)の場合は、陽線の真逆の位置がそれらの名称だと覚えておけば簡単です♪
ロット(LOT)
海外FXでは、取引単位のことを『LOT』と呼んでいます。

国内FXでは、枚数って呼ぶこともあるね。
必ずしも、『1LOT=○○万通貨』といったわけではなく、1LOT=1万通貨のところや、1LOT=1,000通貨のところもあるため、要注意です!
業者によっても、変わってきますので、業者ごとに調べてみるのをお勧めします♪
pips(ピップス)
pipsとは、取引時の為替の変動の最小単位のことをいいます。
例えば、ドル円等の『クロス円』の場合、1ドル=150.345円となっている時、1pips=0.01円の部分であるため、0.345円の4の部分を指しますね。

また、ユーロドルなどのいわゆる『ドルストレート』の場合ですと、1pips=0.0001ドルとなっているため、例えば1.13759の1pipsは

ということになりますね♪
利益確定 損切り
ポジションを持っている(エントリーして未だ決済していない)時、含み益の状態のポジションを決済することを利益確定(利確)、または利食い等と呼ばれています。
また、ポジションを持っている時に、含み損の状態で決済することを損切りと呼ばれています。

極力利食いしたいよねぇ~
スプレッド
スプレッドとは、いわゆる手数料みたいなもので、買値(ask)と売値(bid)の価格差の部分をいいます。
そのエントリーから決済するまでの価格差分が、FX業者の利益になるわけです!
国内FXで、最狭のスプレッドは、ドル円で『0.2pips』でその他手数料なし。海外FXでは、『0.0~0.2pips(変動)』でその他手数料があります。
海外FXには、国内FXよりも狭いスプレッドがありつつも、取引手数料等でかかるため、スキャルピングを行う場合、国内FXを利用しましょう♪
レバレッジ

レバレッジときくと、こう思う人がいるかもしれません。

一瞬で資金溶かすじゃん
しかし、ご安心を!レバレッジを正しく扱うことができれば、むしろメリットだらけなんです♪
まず、FXの世界にはレバレッジというものがあり、株式投資の信用取引みたいなものですね。
レバレッジというのは、自己資金の何倍もの大きな取引ができる制度で、借金ではないが仕組みは借金みたいな感じで、資金にブーストをかけて一気にお金を増やせるようなものですね♪
ですが、レバレッジが高ければ高いほど、必要な証拠金は少なく済むんです♪
例えばこのようになります。
こちらをクリックすると「レバレッジの実際の計算イメージ」を表示
レバレッジ倍率 | 必要証拠金 | 備考 |
---|---|---|
1倍 | 150万円 | 全額自己資金。レバなしの超安全運用 |
25倍(国内最大) | 6万円 | 国内FXの基本水準。ロスカットに注意 |
100倍 | 1万5000円 | 海外FXでよく見られる倍率。効率◎ |
1000倍 | 1500円 | 超ハイレバ。リスク管理は必須! |
つまり、レバレッジをかけることで、少ない資金で大きなポジションを取ることが可能になります。
ただし、損失も大きくなるため、ロット・証拠金・損切りラインはしっかり計算しましょう!
国内FXは、しっかり管理すれば可能性は低いものの、追証(追加保証金)になって、損失を出して足りない分を証券会社側に支払う可能性があります。
ですが、海外FX業者では、『ゼロカット制度』を導入しており、いくら損失を出しても、本来国内FXで追証になるであろう分を、FX業者が補填してくれるという神制度があります!

小資金を大金にするには海外FXで積極的にリスクをとっていけば効率的だよ!
おすすめの海外FX業者は、XMという業者です!
証拠金・証拠金維持率
FX業者を利用していると、『証拠金』や『証拠金維持率』というものを目にしたことがあると思います。
証拠金とは、口座に預けるお金のことを指します♪
証拠金にも、『有効証拠金』と『必要証拠金』の2つがあり、
- 有効証拠金→口座にあるお金と含み損益を加味した、今の資産
- 必要証拠金→ポジションを維持するために最低限必要なお金
という意味を持ちます♪
また証拠金維持率というものが、ポジションを持つ上で重要なものにもなります!
証拠金維持率ってなに?【初心者向け】
現在の証拠金で、ポジションをどれだけ「安全に」保てているかを示す指標です。
🧮 証拠金維持率の計算式
証拠金維持率(%)=(有効証拠金 ÷ 必要証拠金)× 100
📊 例:ドル円1万通貨を持っているとき
- 必要証拠金:10万円
- 有効証拠金:15万円
- → 維持率 = (15万 ÷ 10万) × 100 = 150%
🚨 注意点
- 証拠金維持率が一定以下になるとロスカットされる
- レバレッジをかけすぎると維持率も上下しやすくなる
🎯 目安の安全ライン
維持率 | 安全度 |
---|---|
500%以上 | かなり安全 |
300〜499% | 安全 |
200〜299% | 注意 |
100〜199% | 危険ゾーン |
99%以下 | ロスカット間近⚠️ |
維持率が下がってきたら、追加入金やポジション調整を考えましょう!

堅実に運用したいなら、500%以上が安心ですね♪
ロスカット
ロスカットとは、損失が一定以上になったら、自動でポジションを強制的に決済してくれる仕組みのことを指します♪
これがあるおかげで、基本的には追証が発生しないようになっています。しかし、例えばスイスショック時のような異常な相場変動が起こった際には、追証が発生しますので注意が必要ですね。
スイスショック時のようなことに遭わないようにするためには、ゼロカット制度を導入している海外FXで取引するのが安心です♪
ロスカットの計算方法を開く
▼ 証拠金維持率の計算式:
証拠金維持率(%) = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
▼ ロスカットの基準(例):
– ロスカット水準が100%の業者なら、維持率が100%を下回ると発動!
▼ 具体例:
– 必要証拠金:40,000円
– 有効証拠金:39,000円(=含み損が出ている)
⇒
維持率 = 39,000 ÷ 40,000 × 100 = 97.5%
⇒ この場合、ロスカット水準100%の業者ならロスカットされる!
▼ 補足:
有効証拠金 = 口座残高 ± 評価損益(含み益・含み損)
※損失が大きくなって評価損益がマイナスに振れると維持率が下がる。
ちなみに、ロスカットに似た用語に『損切り』がありますが、ロスカットは業者側が強制決済することで、損切りは自分で手動での決済することを指します♪
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