みなさんこんにちは!トレードを楽しんでいますかッ!?
今回の記事では、ラインや移動平均線のように、たくさんのトレーダーたちが意識して利用している『フィボナッチリトレースメント』というものをご紹介して、その使い方を解説していきたいと思います!

このような、カラフルな機能を使って、分析していくのが、『フィボナッチリトレースメント』ですよ☆

分析家っぽくてカッコいいな!やる気がみなぎってくるゥ!
せっかく習得するんだったら、フィボナッチの仕組みから理解したほうが、記憶に残りやすいので、そこから順序立てて解説していきますね♪
フィボナッチリトレースメント
フィボナッチリトレースメントとは、上昇(下降)トレンドが『どのあたりまで押しや戻りを入れてくるか?』を予測するためのツールなんです♪
フィボナッチ数列
フィボナッチリトレースメントの『フィボナッチ』とは、フィボナッチ数列のことを指しています。
これを生み出したのが、13世紀のイタリアの数学者『レオナルド・フィボナッチ』という学者なんですね。
このフィボナッチ数列とは、『前の2つの数字を足して、次の数字を作る』というシンプルなルールで構成された数の並びのことです!
例えばこのようになります!

また、この前の数を次の数で割るとどうなるのかというと…

このようになるわけですね♪

これの何が良いの?
と思う方もいるでしょう。これってトレードにおいて重要なんですが、他の日常生活においてもめちゃくちゃ重要なんですよね!
まずこの『0.618』って黄金比の逆数(1÷1.618)なんですよね☆
黄金比とは?

この黄金比とは、最も美しいバランスのことを指します。例えば数字でいうところの『1:1.618』の割合のことですね。
この黄金比は、日常の色んな所で使われているんです!
- ピラミッドやパルテノン神殿
- モナ・リザの絵
- ひまわりの種の並び
- チャート分析
といった、自然界に自然と存在するものから、人が生み出したものまで、たくさん存在します!

人が自然と美しく感じるから、『黄金比』って言うんだなぁ

この青矢印の部分が0.618の位置なんですが、このフィボナッチリトレースメントの左下のチャートの位置から上昇して、0.618まで下落して止まっている形、なんだか綺麗な形状に見えませんかね…?
とてもバランス良く感じるのですが、それが感覚的に黄金比を身につけている状態ということなんですね♪
チャートに表示させた時のフィボナッチリトレースメントの数字
このフィボナッチリトレースメントを表示させた際に出る数字たちは、全て黄金比とそれに関連する比率なんです!
- 0.236(23.6%)→ 小さな押し目や戻し、短期的な反発目安
- 0.382 (38.2%)→ 軽い押し、よく使われる比率
- 0.500(50%) → 黄金比ではないが、心理的な節目(上昇後の半値戻し)
- 0.618(61.8%)→ 黄金比の逆数、最重要ラインの1つ
- 0.786 (78.6%)→ 深い戻しに注目
このように、フィボナッチリトレースメントとしてかなり意識して見られている比率なんですね♪
フィボナッチリトレースメントの使い方を伝授!
さて、フィボナッチリトレースメントの定義やらを解説しまして、次はその使い方について解説していきますね♪
まず最初に、このフィボナッチリトレースメントは、レンジ相場では使う必要がほぼありません!
それはなぜかといいますと、このフィボナッチは『トレンドの押し・戻し』を測るツールだからなんです。

「トレンド」の!ここ重要ですよ~
明確な上昇(下降)トレンドがあって初めて機能するツールということですね。
無理に使おうとすると、そもそも高値や安値が頻繁に入れ替わるからどこに起点を置くかごちゃごちゃになって分からなくなるんですよね…。
しかも起点に置いて上手くエントリーしたとして、そもそもレンジ相場だから途中で上に行ったり下に行ったりして、結局「利益それほど取れなかった…」なんてこともありえます…。

フィボナッチリトレースメントの引き方
色々説明してきましたが、ここでフィボナッチの引き方をご紹介します。
とても簡単なので、ご心配なくついてきてください!
さきほど、フィボナッチリトレースメントは、上昇(下降)トレンドの際に利用すると解説しましたが、上昇と下降で少し引き方が異なります。
・上昇トレンド時

・下降トレンド時

このように、上昇トレンドの際は、上昇の起点となる安値に置いてから、フィボを伸ばして高値のところまでカーソルを合わせます♪
それに対して下降トレンドの際は、下降の起点となる高値に置いてから、フィボを伸ばして安値のところまでカーソルを合わせます♪

合わせる時って、ローソク足実体とヒゲどっちに合わせればいいの?
これは結論『どちらでもおk!』なんですが、そういわれても迷う人もいますよね💦
私はいつもヒゲに合わせるようにしています(なんだかんだ言ってもヒゲも意識されてる)ので、困った人はヒゲに合わせると良いと思います👍
注意! トレンド転換時

おし!フィボなんちゃらを使ってワイもトレーダーや!
フィボナッチリトレースメントは、便利ではありますが、トレンド転換時は注意が必要です。
いつも通り、『フィボナッチリトレースメント61.8%まで戻ってきたな、よし売りだ!』ってなってエントリーしても、トレンド転換してしまったら損切りになってしまいますよね?
なので、他の分析も混ぜて一緒にチャート分析していく必要があります!
他の分析方法として、私は『ダウ理論』と『移動平均線』を推しています♪
ダウ理論は、トレーダーならみんな知っているといっても過言ではないレベルの知名度を誇る理論で、前回押し安値(戻り高値)を超えない限りトレンドは継続するという単純かつ、客観的に見ても分かるものです。
移動平均線も、200日MAなんかは特にプロトレーダーや大口も見ているもので、それをローソク足や短期MAが上抜けしたら上昇トレンドになる可能性が秘めています。
フィボナッチリトレースメントとエリオット波動理論の相性
エリオット波動理論は、上昇5波と調整3波がありますが、そのどちらも、調整する時の目安としてフィボナッチリトレースメントが役に立ちます!
組み合わせの例としてはこのような例があります♪
- 2波の戻し→50%、61.8%、78.6%等
- 3波の長さ→1波に対して、大体1.618倍(それ以上伸びることも)
- 4波の戻し→38.2%、50.0%あたりで止まることが多い
- 5波の長さ→0.618~1.0倍(1波~3波の合計に対して)
波を読んで、比率で測る。だから相性が良いんですよね~

ほうほう、エリオット波動理論とな。
エリオット波動理論について詳しく書いたブログがありますので、お役に立てば幸いです☆
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