FX 利益を得るために必要な知識!理論・分析(テクニカル)編

テクニカル分析

こちらの記事では、専門用語集の基礎編・注文編に続き、理論・分析編に入っていきます!

トレーダーたちがよく使用しているものを紹介していこうかなって思っていますので、初心者の方は『へぇ!こんなのあるんだぁ!』みたいに楽しく読み進めていただけたらなと思います♪

少し難しい内容にはなりますが、この記事を何度も見返すと、よりFXに対する理解が深まると思いますよ☆

私

理論武装をして市場参加者と相場で戦おう!

理論・分析編

分析には2つに分類できます!

  • テクニカル分析
  • ファンダメンタル分析

この記事ではテクニカル分析をご紹介していきますね♪

テクニカル分析(理論)

テクニカル分析には、様々な手法がありますが、代表的な分析手法をご紹介します!

ダウ理論

FXに限らず、トレードの世界では、このダウ理論というものが有名です。

これは、チャールズ・ダウという方が提唱した手法で、トレンド(相場の流れ)を見極めるための理論です。

このダウ理論には、6つの基本原則があります。

ダウ理論の6つの基本法則(クリックで表示)
① 平均はすべての事象を織り込む
経済ニュース・災害・投資家心理など、市場に影響を与える全ての情報はすでに価格に反映されているという考え方。
② トレンドには3種類ある
・長期トレンド(数ヶ月~数年)
・中期トレンド(数週間~数ヶ月)
・短期トレンド(数日~数週間)
の3つに分類される。
③ トレンドは3段階で構成される
・先行期(プロの仕込み)
・追随期(一般投資家が参加)
・利食い期(プロが利益確定)
④ 平均は相互に確認されなければならない
複数の関連する市場(例:ダウ工業株と輸送株)が同じ方向に動いていないと、トレンドの信頼性が低くなるという考え方。
⑤ トレンドは出来高でも確認される
トレンドが進む方向に出来高が増えているなら、そのトレンドは本物とみなされる。
⑥ トレンドは明確な転換が出るまでは継続する
トレンドははっきりとした転換シグナルが出るまで続くと考える。途中で逆張りはしないのが基本。

特に⑥の トレンドは明確な転換が出るまでは継続するに関しては、画像を見てみるとすごく納得すると思います!

このように、高値を安値の位置が両方切り上がっている状態では、明確な上昇トレンドが発生しているのが分かりますね♪

そして画像の真ん中あたりから、高値と安値が切り下がり始めているのが見て分かりますが、ここから下降トレンドが始まっている状態ですね!

私

ちなみに、最後の青丸から、高値切り上げ更新していないけど、この段階では『トレンドレス(トレンドが止まった状態のこと)』なので、順張りのショートエントリーするなら、明確に高値と安値が切り下げ更新し始めてからにしよう☆

ダウ理論は、トレードをしていく上でほぼ必ず必要になる知識です。

たとえ順張りでも逆張りでも、ダウ理論の知識はあって損はないので、覚えておきましょうね♪

グランビルの法則

アメリカのジョセフ・E・グランビルという方が提唱した、移動平均線とローソク足の位置関係から、買いシグナルと売りシグナルそれぞれ4つの計8つのパターンで、エントリーポイントを判断するものです。

グランビルの法則(買いシグナル)
①:移動平均線を下から上に抜ける
下落トレンドから反転し、価格が移動平均線を下から上へ抜けることで、トレンド転換の初動を示す。
②:価格が移動平均線に近づいて反発
上昇トレンド中に移動平均線まで戻ってきた価格が反発した場合、押し目買いの好機。
③:移動平均線より上で横ばい後に上昇
上昇中の価格が一時的に横ばいになり、再び上昇する動き。買いポジションの継続判断にも。
④:価格が移動平均線から大きく乖離して下げた後の反発
急落などで移動平均線から大きく下に離れた後の反発は、逆張り買いポイントとなる場合がある。
グランビルの法則(売りシグナル)
⑤:移動平均線を上から下に抜ける
上昇トレンドから下降トレンドへ転換し、価格が移動平均線を上から下へ抜けたときが売りシグナル。
⑥:価格が移動平均線まで戻って下落
下降トレンド中に価格が一時的に移動平均線まで戻り、その後反落するパターン。戻り売りの好機。
⑦:移動平均線の下で横ばい後に再下落
弱含みの状態が続き、さらに下落に転じる動き。下落トレンド継続を示唆。
⑧:価格が移動平均線から大きく乖離して上げた後の反落
急騰により移動平均線から大きく乖離し、過熱感から反落する局面。逆張り売りの判断材料。

文言だけ見てもわかりづらいかと思いますので、実際のチャートで解説しますね♪

こちらが、①~③と⑧が出現しているチャートです!

そしてこちらが、④~⑦までが出現したチャートです!

チャートで出した移動平均線の期間は、200SMAという市場がかなり意識しているものを出しています。

しかし、⑦や⑧はローソク足だけを見て判断するのは難しいかもしれませんので、他のインジケーターやオシレーター等を駆使して挑戦してみるのもアリですね。

エリオット波動理論

この理論は、アメリカのラルフ・ネルソン・エリオットという方が提唱したダウ理論に基づく理論で、本人曰く、ダウ理論を超えた進化形とされています。

これ正直結構難しいので、ダウ理論といった他の理論や分析でメインにトレードして、『そういえばエリオット波動なんてあったなー。』くらいの認識でも十分大丈夫です(笑)

市場参加者
市場参加者

勝てばよかろうなのだァー!

最初に図で説明しますね♪

このように5つの上昇があって、その後に、A・B・Cと下落する下降の調整波3波(下落の場合も5つの下落とABCの調整波)が来るとされているのがエリオット波動理論です!

この理論では、チャートはこの繰り返しで形成されていると言われています♪

  • 上昇1・3・5波→上昇波
  • 上昇2・4波→1・3・5波の調整波

という流れで進んでいくのですが、これからその波の1つ1つについて解説していきますね♪

第1波

この波は、トレンドの最初であるが故に、すごーく気づかれにくい波という特徴があります!

強い下落の戻しということもあるため、『ただの戻り高値なのでは…?』という風に見る人もいますね♪

この第1波は、前回最後の戻り高値を超えたら、1波と判断することができます。これはダウ理論的にもトレンド転換を意味することになるので、そう判断することができます♪

私

ただし、フェイクブレイクで次の調整波でそのまま第1波の起点を下抜けする可能性があるから要注意!

第2波

この波に関しては、第1波に対する調整波であるため、第1波でエントリーした人たちの利確や、ここで売りを入れた人たちによって構成されるものです!

ここで第1波を超えて下落するのであれば、ただの下落トレンド継続ですが、第2波と判断するには、第1波を下抜けせずに、そのまま第1波の高値を超える必要があります!

第3波

この上昇波は、1・3・5波の中で一番大きな上昇波です!

なので、もし『エリオット波動を使ってトレードがしたい!』というような方がいたら、第3波の上昇を狙ってトレードするのが最高です☆

第4波

こちらも第2波と同様、調整波になるのですが、この調整波は第1波の高値を下抜けすることはないのが原則とされています♪

第5波

この上昇波は上昇5波最後の波で、第3波ほどの力強さはないので、上昇を狙ったロングエントリーをするにしても、あまり欲張らないで利食いをするべき波になります!

初心者
初心者

理論通りなら、この後下降3波が来るからか。

A波

こちらも第1波同様、始まりの動きであり、ダマシに遭う可能性がありえるので、エントリーは見送るのが安全です♪

B波

こちらはA波でエントリーした人たちによる利確や損切りによって一時的に上昇した波です♪

ただ、A波の起点を超えて『上昇継続か!?』と思わせてから再び下落する可能性もあるため、注意しましょう。

私

上昇波の2・4波みたいに、調整の動きする波の時は無理にエントリーしない方が安全だね。

C波

この波は調整波最後の波になります!

ここまで来たら、上昇トレンドの終了は誰が見ても明らかですね。上記のエリオット波動の画像を見ていただくと気づくかもしれませんが、第5波を頂点に『ヘッドアンドショルダー』というチャートパターンを形成しているのが分かります♪

こちらにもエリオット波動理論について詳しく書いた記事がありますので、よろしければ目を通していってください♪

また、このエリオット波動理論はフィボナッチリトレースメントというツールとの相性が良いです!

テクニカル分析(分析)

水平線

チャート分析をする際、トレーダーの中には『ライン』というものを引く人がいます。

私

それは、トレードの手助けとなる分析手法の1つなんですよ♪

トレンドラインについては後述しますが、この白い横線が『水平線』と呼びます。

画像を見ていただくと分かる通り、このラインは、チャート上で何度も同じ価格で反発しているポイントに引く横線のことを言います。

何度も反発しているということは、市場参加者が意識しているライン、と見ることができる価格でもあります。水平線を引くと見やすく分析ができます♪

また、このラインは、サポートライン(ローソク足が上から落ちてきてラインに当たっている)とレジスタンスライン(ローソク足が下から上がってきてラインに当たっている)に引きます。

もし、レジスタンスラインとサポートラインの両方(レジサポライン)同じところに引くことができると、そこの価格はかなり意識されているため、重要なラインとなります♪

以下の画像が参考になりますよ♪

トレンドライン

テクニカル分析のライントレードをしていく上で、水平線が参考になると上記で解説しましたが、トレンドラインに関しても同じくらい参考になります!

トレンドラインは、水平線同様ライントレードで必要ですが、利用者は角度を自由に決めて引けるだけあって、初心者が引くと、変なところに引いてしまう可能性があります…。

そうなってしまったら、プロトレーダーたちと全然違うところでエントリーや決済をしてしまい、損失や本来とれたはずの利益が取れなかった…😢なんてこともあり得るんですね。

私

正しくラインを引く必要があるんだよね~

トレンドラインを正しく引くために、初心者の方は、こちらの記事から読むと理解が深まりますよ♪

移動平均線

テクニカル分析をする上で、たくさんのトレーダーに利用されている超有名なインジケーターの1つです!

私

インジケーターを使うなら『これ!!!』ってくらいシンプルで優秀なんです!

移動平均線とは、過去の一定期間の価格(代表的な単純移動平均線(SMA)は終値)の平均値を線で繋げたグラフのことを言います!

例えば、『200日SMA』という移動平均線の場合、過去200本分のローソク足の終値の平均を線でつないだものになります♪

200日というのは、市場の営業日が1年で200日だから、という意味ですね☆

私

200日移動平均線は相場の地図みたいなもので、大口やプロ個人トレーダーたちも重視しているんだよ~!

赤が20日SMA黄色が50日SMA水色が200日SMAという期間の移動平均線を表示させています。

白丸を見ていただくとわかるように、明らかに意識されてサポートとして機能していますよね♪

このように、ローソク足が移動平均線を上抜けして推移している時は、素直に順張りロングエントリーに絞る!という手もアリ!

より詳しく解説した記事はこちらにありますので、使い方を理解したい方はこちらをどうぞ♪

フィボナッチ・リトレースメント

トレンド相場の時、上昇の場合押し目(下降の場合戻り)が発生する時がありますよね。

そんな時、上昇(下降)に対してどれくらい調整波が続くのかを比率で分析するのが『フィボナッチリトレースメント』です☆

このツールを使用する際に、出てくる数字は全て黄金比とそれに関連する数字なのです♪

黄金比とは、人が自然と美しく感じる比率のことで、現実世界でもそれは反映されています、例えば、美術品や建築物であればピラミッド等、歴史的傑作として有名なものにこの黄金比が当てはまっていたりします☆

こちらの記事に詳しい内容が書いてありますので、理解を深めていただけたら幸いです♪

とりあえず、初心者が学ぶべき理論や分析ツールは終了です!

他にも、インジケーターやオシレーターはめっっっっっっちゃ多いんですが、とにかく移動平均線は正義ということを知っていただきたく思いますね~

移動平均線は他のインジたちの母ですから✨

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