MTF(マルチタイムフレーム)分析を完全理解!ここでやり方をしっかりと学ぼう!

FX

ども!最近ひきこもってばかりなのですが、ちゃんと太陽の紫外線は浴びた方がいいですね。たまーに太陽が出ている時に散歩しているのですが、その時の幸福感ったらすごいのなんの。

人って、小さなことでも満足感を味わえるんだなとしみじみ感じている現在です(笑)

さて、今回の記事はマルチタイムフレーム分析(MTF分析と略されます)をわかりやすく解説していきますね♪

出典 photo AC   

このように、木がたくさんできあがって森が形成されているわけですから、まずは森から見て全体像を把握しよう!というのがマルチタイムフレーム分析ですね☆

これと同じように、チャートも全体を見て分析するということです!

これを使って分析をすると、トレード精度が格段に上がるので、これから詳しく解説しますね。

マルチタイムフレーム(MTF)分析入門 根本から理解しよう

FXに限らず、トレードの世界にはマルチタイムフレーム(MTF)分析という分析手法が有名です。

長期保有を中心に投資している方(株式投資等)や一部の秒スキャトレーダーであれば、MTF分析をする必要はそれほどありませんが、短期や中期のトレーダーはMTF分析を使わない手はないほど重要な分析なんです。

『木を見て森を見ず』状態でトレードをすると危ない

上で森と林と木の画像を使ったMTF分析のイメージ画像をお見せしましたが、MTF分析はまさにその通りで、全体の中の一部を見ているだけじゃトレードはあまり上手くいかないんですね(時間軸によるが)。

実際のチャートで解説しましょう♪

例えば、こんな感じで1時間足で上昇トレンドを観測した場合、この足だけで見ると『買いやろ!』って思うでしょう。

しかし、上位足を確認せずにそれを断定するのは早いですッ

4時間足で確認すると、押し目後の上昇で特に大きな下落は見当たりませんね。

では次に日足と週足を見てみましょう。

日足はなんだかいい感じですね。

週足のローソク足を見ると…なんだか怪しいローソク足の形をしていますね。ここ数年でのレジスタンスラインもない(1986年あたりで一応下落途中の戻り高値は発見)ですが、この形は要警戒かなぁ…と考えます。

その後の値動きで…

こんな感じで、その後週足で大きな下落が起こってしまっていますね。

下位足の値動きが上昇トレンドでも、こういった上位足のプライスアクションで警戒することによって、無駄な損失を防いだりすることもできるわけです♪

イメージ画像を出すとこんな感じです☆

仮にあなたがサバイバル生活をしていたとして──
目の前に立っている「1本の木」だけを見て、「このあたりは資源が豊富だな!」なんて判断しないですよね?(笑)
周囲の森の状況、動物の気配、水源の有無……そういった**全体像(環境認識)**があって初めて、生き延びる戦略が立てられます。

相場もまったく同じです。小さなローソク足1本に飛びつく前に、森全体を観察する目を持ちましょう。

MTF分析はフラクタル構造になっている

再三説明しましたが、森をみて(全体像)から木も見る。という分析がMTF分析だと言いました。

この分析、実はフラクタル構造という構造をしているんですね!

フラクタル構造とは?

図形の一部を切り取っても全体と相似な構造を持つ図形や、自然現象のことで、自己相似性という概念です。

森(全体)の中に

林(中規模の集まり)があり

林の中にはそれぞれの木(個体)があって

木はさらに、幹→枝→小枝→葉脈といったように、同じような分かれ方・構造をしています。

人間社会で例えても納得すると思います。

1つの組織があったら、その中にも複数のグループという名の組織があって、その中に『人』という個体があるのです。

MTF分析の流れ

実際にMTF分析を使ったトレードをする時には、まず中期足(スイングの場合は4時間足が良いかも)から見ていきましょう。

なぜ中期足から見るのか?

短期足からだと、全体のトレンドが見えない上に、ノイズが多くて判断がブレやすい。
かといって長期足からだと、流れが大きすぎてざっくりしすぎるため、かえって判断しづらいものです。

また、スイングトレーダーが1分足等の超短期足を見る必要もありません。15分足や1時間足を見ればスイングのエントリーポイントは見つかりますので大丈夫です☆

何事も「バランス」が大切。だからこそ、MTF分析では中間にあたる中期足から見ていくのがちょうどいいのです♪

道路で例えるなら

  • 長期足→国レベルの地図(ざっくり)
  • 中期足→県や市の地図(メイン道路と細道)
  • 短期足→GPSレベルの詳細地図(いつ曲がるか?)
私

結構日常生活で例えれるものが多いよね。

トレードスタイルによって、見る時間軸の決め方

さきほども言いましたが、スイングのトレーダーが1分足を見る必要がないように、スタイルによって見る時間軸は異なります。

短期足中期足長期足
スイングトレード15分足、1時間足4時間足日足、週足
デイトレード5分足、15分足1時間足or4時間足日足、週足(補助的)
スキャルピング1分足(ティックチャート見る人もいる)5分足15分足、30分足(1時間足見る人もいる)

スタイルによって、このように分けている方がいますね(他には30分足とか使っている人もいる)。

必ずしもこのスタイルはこれ!っていうものはないので、個々人が試してみて、自分に合うものを選べば良いと思います。

私

試行錯誤はマジで大事☆

あと初心者の方は、感情が不安定になってしまいかねないスキャルピングよりも、自分のペースで分析してエントリーできるスイングとかがおススメ!

もちろん相性にもよるのですが、スイングならエントリーをしてからは決済注文をだして、証券会社の画面を閉じるだけなので楽ですね(笑)

スキャルピング(特に秒スキャ)は、資金効率はすごく良いのですが、チャートを監視して~エントリーして~評価額の値動きをこの眼で見ることになりますので……怖く感じる人もいますし、単純にスイングより難しいですね。

分析手順① 中期足

さて、トレードスタイルに応じて見る時間足の説明もしましたので、手順を解説していきましょうか!

最初に、中期足を見て、どんなことが今起こっているのかを見てみます。

例えばこの時の中期足チャートでは、200SMAをいったりきたりして、方向感が定まらない状態ですね。直近は下降トレンドで、また200SMAを上抜けしそうな感じかつ、安値は切り上げだが高値は更新していないため、トレンドレス相場。

もし、この200SMAを上抜けするのであれば、買いで前回高値まで狙っていけそうですね。もし、200SMAがレジスタンスとして機能し、前回安値を超えて下落する場合は買いよりも売り目線で考えることもできますね。

分析手順② 長期足

次は長期足を見ていきましょう!

長期足で相場の全体像を把握し、方向感を掴む必要がありますね♪

長期足を確認すると、下落が強い相場だというのが一目で分かりますね。少し目を凝らして見てみると、どうやら直近の安値(下ヒゲ)が、左チャートの安値とサポートラインが引けそうな位置で反発していますね。

中期足で見た200SMAと、長期足の20SMAが大体同じ位置くらいにありますので、もしそこを上抜けするのであれば、シナリオ通り買いで直近高値まで狙っていけるって感じですね。

しかし、全体で見た時の流れが下降トレンド方向なので、ショートエントリーの方が期待値は高そうですね。

分析手順③ 短期足

次は短期足を見ていきましょう!

短期足は、ベストなエントリータイミングを見つけるために見るものです。

例えば、超長距離のマラソンをするとして、長期足がゴール地点やマラソンの距離全体、中期足が今走っているルートの『景色』や距離とのペース配分、短期足がマラソンの開始位置や、どこからスタートすればいいのかを決める足場チェック。みたいな感じで捉えてもらって大丈夫です♪

短期足の200SMAをレジスタンスとして機能しているところがあるため、この200SMAを反発してからショートエントリーができそうですね。また、200SMA付近の横軸のローソク足を見ると、なんだか、サポートライン(白い横線)として機能しているっぽいですよね。

私

レジサポとして機能するか否か…

もしショートエントリーをして上がってしまえば損切り、下落してくれればそのまま保有という感じでしていけば『損小利大』のトレードができますね♪

といったように、計画を立ててトレードをしていきます♪

みんながみんな私のような分析をしているわけではないですし、見る人によっては全然違うアプローチでトレードをしている方だっています。

大事なのは、自分で試行錯誤をしてトレードをして自分に合うトレード手法を確立することですよ☆

おわりに

今回は、マルチタイムフレーム(MTF)分析について解説しました♪

どうでしたか?
実はこの分析手法、意外と詳しく解説している人って少ないんですよね。

「移動平均線の使い方」や「ダウ理論」みたいなテクニカルの話はよく見かけますが、
時間軸をまたいで分析するという、ちょっと地味だけど効果的な方法はスルーされがちです。

MTF分析はインジケーターみたいに画面に出るわけじゃないですし、
複数の時間足をチェックしなきゃいけないので、「面倒…」と思う方もいるかもしれません。

でも、この**“面倒”を丁寧にこなしていく人ほど、他の人より一歩抜きん出る**。
これは、どんな分野にも共通する真理ですよね☆

ぜひ、みなさんもこの「面倒くささ」を楽しみながら、相場と向き合ってみてください♪

分析に役立つテクニカル分析について詳しく書いた記事もございます♪

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