みなさんトレードは楽しんでますか~!
今回この記事では、『プライスアクション』の入門について、詳しく解説していきたいと思います♪

よくSNSでプライスアクションって聞くけど、正直詳しくは理解できていないなぁ…。
という方もすぐに理解できますのでご安心してくだされッ
よく、『ブレイクアウトエントリーしてすぐ逆行してしまった…』とか『損切り後にトレンド転換して取れたはずの利益がとれなかった…』など、ダマシに引っかかってしまうことがあるかと思います!
プライスアクションを知らない方は、こういった『いつトレンドが終わるのか』等が見えづらくなり、エントリーと損切りも適当になりやすいんですよねぇ…

プライスアクションは、スキャルピングやスイングといった時間軸に関係なく、全ての時間軸で必要になる知識で、めちゃめちゃ大事です!
プライスアクションを理解したら得られる技術としては
- エントリーから決済までの精度向上→トレンドの転換(or継続)を見抜ける
- ダマシの回避力ッ!→本物のブレイクと偽物のブレイクを見分ける力
- 再現性の高い手法の確率→パターン認識ができるようになり、『この形がでたらエントリー』といった自分なりの手法を作れる
これはトレードをする上ではマジで大事!なので、必ず身につけましょうね♪
プライスアクション入門
ここで今一度、プライスアクションの定義について学びましょう!
プライスアクションとは、相場参加者の『売りたい気持ち』や『買いたい気持ち』のその時の感情や割合を、その時に確定するローソク足の動き・形・流れから読み取ることをいいます。

今この形を形成しているからー……買いよりか。
上記でも触れましたが、このプライスアクションはパターンがあるので、『この動きがきたらこう動く!』っていうのがなんとなく分かるんですよね(絶対ではありませんが…)。
もちろん逆方向に動くこともありますが、特にスキャルピングは、デイトレやスイングよりも経験が積みやすいため、よくそういった場面に出くわすことが多いです。
しかしテクニカルほぼ100%でもトレードができるスキャルピングと違い、デイトレやスイングでプライスアクションのみでトレードを行うのは危ないです。
プライスアクションを使ったトレードをもっと詳しくすると、MTF分析!
- 長期足(週足・日足)で環境認識
- 中期足(4時間足・1時間足)でエントリーポイントを吟味
- 短期足でエントリータイミングを測る
- プライスアクションでさらにタイミングの精度を上げる
このように、MTF(マルチタイムフレーム)分析をプライスアクションと一緒に使って行うことによって、トレード精度をさらに上げます♪

結局これが安定ですね。
私がスキャルピングで、プライスアクションのパターンに出くわすと申し上げましたが、スキャルピングをする中でも特に『秒スキャ(瞬時にエントリーと決済をする手法)』をする時はプライスアクションのみでもなんとかなる時がありました。
しかしデイトレやスイングでこれをするのは危険なので、MTF分析やその他分析ツール等を併用してトレードしましょう!
プライスアクションのチャートパターン
ここからは、プライスアクションの種類を解説していきたいと思います!
- インサイド・アウトサイド
- スラストアップ・スラストダウン
- リバーサルハイ・リバーサルロー
- ピンバー
- スパイクハイ・スパイクロー
インサイド・アウトサイド
インサイド

プライスアクションの『インサイド』とは、インサイドバーのことを指します。
小さいローソク足が、直前の大きいローソク足の中にスッポリ収まっている状態のことで、画像の白丸のところを見ていただくと分かるかと思いますが、白丸内の大陰線の中に右のローソク足全てスッポリと収まっていますよね?これがインサイドのことです!
インサイドが示す意味
- 相場の動きが「一時的に迷っている」「エネルギーを溜めている」状態
- どちらかにブレイクしたら、大きく動きやすいサイン
- よく「次のトレンド転換」や「継続の手がかり」に使われる
アウトサイド

プライスアクションの『アウトサイド』とは、アウトサイドバーのことを指します。
後ろのローソク足の価格範囲内に、その前のローソク足が収まっている状態なんですね♪

前のローソク足を上下にぶち抜いたッ!
アウトサイドが示す意味
- 相場の「勢いが強い」サイン
- 大きな売りと買いがぶつかった結果、高値も安値も更新してる
- 場合によっては「トレンド転換」や「一時的な反発」の前触れにもなる
トレンド中に出たアウトサイドバーは、『強いトレンド継続』のサインになることが多いことと、レンジ中に出たアウトサイドバーは『トレンド転換』のきっかけになったりもしますね☆
スラストアップ・スラストダウン
スラストアップ

スラストアップは、価格が急激に上昇し、強い上昇トレンドを示す動きです。
このスラストアップというのは、『直前のローソク足の高値を、次のローソク足の終値が上回っている状態』なのが特徴です☆
そして、連続して高値を更新しながら、終値も高値圏で伸びていく強い上昇圧力の流れのことを指します!
スラストアップのポイント
- 強い陽線(ローソク足)が形成される。
- 高い出来高が伴うことが多い。
- 上昇した後、前のレジスタンスラインを突破するような動きが見られる。
- 1本だけじゃなく、2本3本と連続しているとより強い
このプライスアクションが起こると、買いの勢いが非常に強いことを意味していて、その後の上昇も期待できます♪
スラストダウン

形はスラストアップと真逆の形をしているプライスアクションです!
連続して、安値を更新しながら終値も下げていく強い下落圧力の流れのことを指します!
スラストダウンのポイント
- 強い陰線(ローソク足)が形成される。
- 高い出来高を伴って急落することが多い。
- 下落後、前のサポートラインを突破するような動きが見られる。
- 1本だけじゃなく、2本3本と連続しているとより強い
スラストアップと真逆のプライスアクションということは、下落の勢いが強いため下降トレンドの期待ができます!
リバーサルハイ(弱気リバーサル)・リバーサルロー(強気リバーサル)
リバーサルとは、トレンド転換を示すプライスアクションの1つです。

リバーサルハイ(弱気リバーサル)
このリバーサルハイは、1つ前のローソク足の高値よりも現在の高値の方が高い位置で確定し、かつ1つ前のローソク足の実体よりも現在のローソク足の終値の方が下に位置している状態で確定することを指します。

リバーサルハイの特徴
- ローソク足の動き:高値更新→陰線引け(結果として、長い上ヒゲを持った陰線となる)
- 下落転換の兆し
リバーサルロー(強気リバーサル)
このリバーサルローは、リバーサルハイの逆で下落から上昇に切り替わる時に発生するものです。
1つ前の足の安値を現在の安値が更新し、かつ1つ前の終値を現在の終値が上回る状態を指します。

リバーサルローの特徴
- ローソク足の動き:安値更新→陽線引け(結果として、長い下ヒゲを持った陽線となる)
- 上昇転換の兆し
ピンバー
ピンバーとは、長いひげを持ち、小さな実体を持つローソク足のことを指します!
相場の反転を示す強力なシグナルとして、多くのプライスアクショントレーダーから注目されています。

実際のチャートの例を出すとこのような感じです!

ばーーーっとチャートを見渡すと、白矢印のヒゲのように目立っているところがありますが、これがピンバーですね。
ピンバーの特徴
- サポート・レジスタンス付近で出現
- トレンドの終盤に出現
- 出来高が増加している
- 複数時間軸で一致→上位足でもピンバーなら根拠強め

このような特徴の条件が揃うと、エントリーもしやすくなる!
スパイクハイ・スパイクロー
スパイクは、さきほどご紹介した『ピンバー』と同様の形をしているローソク足のことを指します!
スパイクハイ

スパイクハイは、一時的に一気に上昇しますが、高値圏を作った後に強烈な売りが入り、その結果ローソク足は長い上髭を作って下落していくというプライスアクションです。
スパイクハイの特徴
- 上昇トレンド中あるいはレンジ上限付近で発生しやすい
- ブレイクアウトにも見えるが……ダマシ!
- 長い上髭を作り、その後は高値を超えられずにトレンド転換や深めの調整
スパイクロー

スパイクローは、急激に安値を更新した後、即座に強烈な買いが入ることによって、長い下髭を形成するプライスアクションです。
スパイクローの特徴
- 下降トレンド中やレンジ下限付近で発生
- ブレイクダウンに見えるが……ダマシ!
- 長い下髭を作り、その後は安値を超えられずにトレンド転換や深めの戻し

スパイクとピンバーの違い

なんか、ピンバーと形似てない…?
その通り、このスパイクハイ・ローとピンバーは形が似ています。しかし、似ているだけで意味は異なってきます!
比較 | スパイクハイ/ロー | ピンバー |
発生する場面 | 急激な方向への勢いがある時 | 勢いが強くなくても出る |
勢いの強さ | 強い(急変動) | 必ずしも強くない(普通の推移の中にも出る) |
本質 | 短期的なパニック的動き、ニュース、指標などで急変 | 市場の小さな攻防の結果、形だけヒゲが目立つ |
スパイクは、複数のローソク足を含むこともあるし、ピンバーは、しれっと穏やかなチャートに現れることもありますね☆
チャートを見て、瞬時にプライスアクションを判断できるようになる!
上記であげたプライスアクションの例は基本となるものなので、チャートを見た瞬間に分かるくらいに記憶しておきましょう!

えーと、このローソク足はこのプライスアクションだから、今はこういった状態が強い…プライスアクションだけで判断すると、つまりこの先の動きはこうなることが予想されるかな?
というくらい、プライスアクションの理解を深めていってくださったらもう完璧⭐
特に短期足であればあるほど、私の記事を見ながら『この足は、えーっと…』なんてやっていたら、スキャルピングなんてもうやるどころじゃなくなってしまいますね。
それに、プライスアクションは一定期間内に複数のプライスアクションが出ることがあります。それはちゃんと頭に叩き込んでおかないとわからない反面、記憶していれば、複数根拠により強いエントリーの材料にもなり得ます!
チャート内に複数のプライスアクションが出現

上記で少し触れましたが、このようにチャート画面を見て2つ以上のプライスアクションが出現している時があります。
左の急上昇からのスパイクハイが出て、その後弱気リバーサルで下落材料(相場の転換サイン)の追加、からの強い下落と同時にスラストダウンによりさらなる下落材料、というような流れで下落していることが分かりますね!

知識を完全に記憶していれば、すぐに状況判断ができるから、とりあえずアウトプットしまくろう!
プライスアクションのみではなく、他の分析も合わせてトレードしよう!
上記で複数のプライスアクションが出現し、同じ方向に根拠が出たら根拠がより強くなると説明しましたが、それでもプライスアクションのみでのトレードは不安がつきます。
それなら、他のテクニカル分析も追加しちゃおう!ってことですね♪

こんな感じで、複数根拠が合わさるとより信頼度が増してエントリーができます♪
プライスアクション初心者は、まず『ピンバー』から慣れていこう!
プライスアクションには、様々な種類のプライスアクションがあるので、初心者さんは最初混乱すると思います。
なので、まず最初はピンバーから覚えていきましょう!
なぜピンバーから始めるのが良いのか
- シンプルで分かりやすい→ローソク足1本で完結
- 相場の転換点でよく出る→トレンドの転換、押し戻りでピンバーが出やすい
- リスク管理がしやすい→ピンバーの先端に損切りを置けば、損切り設定もしやすい
- 応用が効く→『サポレジ+ピンバー』『トレンドライン+ピンバー』等のテクニカルとの組み合わせ

「ヒゲに市場の心理(拒否・反発)が現れる」という本質を掴むことが、ピンバーから始める最大のメリットだよ!
私自身、『プライスアクション?ナニソレオイシイノ?』というレベルの頃、チャートを見ている時によくピンバーに自然と注目するくらいには目立った形をしていたので、分かりやすかったですね☆
他のテクニカル分析に関しても記事にしているので、参考になれば幸いです☆
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